2023年1月23日で創業35周年を迎えるサントアン。2020年12月に塚口紗希が社長に就任して2年が経とうとしています。先行きが不透明で将来の予測が難しいVUCA時代に、サントアンはどう歩み、次の世代へとバトンを受け継いでいくべきなのか。紗希社長にとって最も身近で尊敬する女性経営者の一人である社会起業家・渡邊智惠子さんを訪ね、お話をうかがいました。
続きを読む
オープニングは終わり、お菓子作りを手伝ってくれた方が引き上げていきます。当然ですが、長らくサントアン製造の責任者を務めてくれた松田さんと妻と私の三人が残ったわけです。これからの覚悟を決めた瞬間であり、同時に自分の店である実感が芽生えてきた瞬間でした。
続きを読む
−サントアンと塩飽さんの思い出はありますか?
震災時友人が須磨で被災し、東京へ引っ越すことになりました。東京に行くにも一苦労で、神戸電鉄で三田を経由して大阪へ行く途中に友人と再会。その際、サントアン(旧店舗)に立ち寄り、焼菓子などお買い物をしました。
続きを読む
杉山さんが話し始めると、周囲が賑やぐ。お話の中に何人もの人が登場し、その息遣いでいっぱいに。人の中を生きていく人。そんな印象を抱いた。インタビューが始まると同時に、杉山さんは厨房スタッフが急遽早退することを同席していた社長に伝えた。自分のことを話す時間にまず、一緒に働くスタッフの報告から始まるのが、杉山さんらしい。
続きを読む
サントアンが幹線沿いアパートの1階のテナントから今の場所に店舗を移転して25年が経ちました。向かいに建つ三田学園は、戦後初の神戸市長を勤めた小寺謙吉が旧三田藩の藩校・造士館の理念を受け継ぐとともに、英国式近代教育を導入した学校創立をめざし、明治45年に創立されました。創立当時の校舎はイギリスの名門イートンカレッジを模したもので、国の登録有形文化財となっています。
続きを読む