JOURNAL 特集記事 — つくるひと RSS



つくるひと 2023.08

お話を伺う中で、朱山さんが愛について明言された場面が印象に残った。愛とは何か、自分の言葉を持つ人は多くないと思う。内省の深い方。お話はこう続く。「それがなんで大人相手に、例えば自分の家族じゃない相手に向けては難しいんだろうって考えるきっかけになって」

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つくるひと 2023,03

高校卒業後、声を使う仕事への憧れから劇団の研究生に。そこで初めて踏んだ舞台が楽しくて、演劇にのめり込んでいった。演劇活動をしながらサントアンで販売のアルバイトを始めたのは「ケーキが好きだったから」。

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つくるひと 2023.02

大きな瞳の奥にゆらゆらっと涙が熱く滲んだのは、インタビューの中で「この仕事、お菓子の仕事をする」と決めたことに触れたとき。 西野潤子さんは、2001年からサントアンで働いているベテランのパティシエ。長く勤務しているけれど、途中、製菓学校に通いながら勤めたり、自分のお店を持つために離れたりと、道のりは平坦ではない。

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つくるひと 2023.01

 杉山さんが話し始めると、周囲が賑やぐ。お話の中に何人もの人が登場し、その息遣いでいっぱいに。人の中を生きていく人。そんな印象を抱いた。インタビューが始まると同時に、杉山さんは厨房スタッフが急遽早退することを同席していた社長に伝えた。自分のことを話す時間にまず、一緒に働くスタッフの報告から始まるのが、杉山さんらしい。

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つくるひと 2023.06

「風が吹いた」という表現を、狩野さんは何度も口にされた。理にかなっていて、すべてが調和し生きるとき。思いがけない巡り合わせに運ばれたとき。風が入る感じがする。無理に道をつくるのとは違う。風を受けて、風を感じて生きる、そんな在り方がある。

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