特性が集まったこのサントアン。それぞれの感性で働くことを互いに認められたら、きっ もう出発する時間。わかっているのに、排水溝の汚れが気になって掃除を始めてしまう。賑やかな場所では話が頭に入ってこないから電話に出られず、そのまま折り返しを忘れてしまう。
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入社二年目の頃、私はカスタードクリームを炊く仕事を任された。卵、牛乳、小麦粉を合わせ、大きな鍋で一気に高温まで火を入れる。一日に炊く量は十二〜十五キロ。鍋から立ち上る湯気が顔にまとわりつく。身長が百五十センチもない私にとって、その鍋は身体よりも大きく感じられ、ゴムベラを回し続ける腕はすぐに重くなった。それでも、美味しいものを作りたい。その思いだけで、私は火の前に立ち続けていた。
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私は、入社3年目の販売員です。調理製菓専門学校を卒業後、製造志望でサントアンに入りました。入社してすぐはお菓子を作らず、販売研修から始まりました。
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サントアンのケーキで、初めて誕生日ケーキとして食べたのが、タルト・オ・フリュイだった。職業柄それまで数え切れない程のケーキを作り、そして食べてきたけれど、声を大にしていいたい。めっちゃ美味しいよって。 なんでって?一言で説明するのは難しいが、ケーキのバランスが絶妙なのだ。
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シュトーレンとは、ドイツ発祥の伝統菓子。パン生地にドライフルーツやナッツを練り込み焼き上げたもので、長期保存が可能なように粉糖で覆われている。白く細長い見た目から、おくるみに包まれたキリストをイメージしているとも言われている。
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