サントアンレポート 2024.06


ゼリー充填工場を見学    文章:藤本美南


 2024年4月16日(火)サントアンの無添加ゼリー・ようかんシリーズを一緒に作ってくださっているタカシマフードファクトリーさんへ、サントアンメンバー12人で工場見学に伺いました。工場のある滋賀県高島市は水質が良く、小豆の煮炊きやゼリーを作るのに最適です。和菓子を中心に多くの会社から依頼された商品を製造していらっしゃいます。

 サントアンでは、初夏から販売が始まる5種類のゼリー・ようかんをタカシマフードファクトリーさんに依頼しています。その中でも人気のせとかゼリーは果物から手作業で果汁を絞っているため、水分量が変わり製造において不安定になります。また、天然由来の寒天を使用していることもあり固まりにくいです。添加物を使用することで簡単に固められますが、安心できるお菓子作りにこだわる私たちの思いにタカシマフードファクトリーさんも賛同してくださり、無添加のゼリーとようかんができています。長期保存においては高温での殺菌が必要ですが、高温にあたると味や香りが損なわれてしまいます。殺菌ができ、品質も保てるバランスを長年の経験から実現されました。

 工場見学を通して、材料が加工され製品になり店頭に並ぶまで、たくさんの方のご協力によってできていることを実感しました。見学後、現場で働く従業員さんに、お客様の顔が見えない中でものづくりをすることの思いを伺うと、「いつもお客様がとなりに立っていると想像しながら思いを込めて作っています」とおっしゃっていました。目の前にいないお客様を想像し、お菓子を食べて笑顔になって欲しいと熱い思いを持って作られている姿に同じ作り手として背筋が伸びました。

 無添加ゼリー・ようかんは、多くの方が関わり、思いのこもった商品です。ぜひ手にとってこだわりを味わっていただきたいです。タカシマフードファクトリーさん、今回は工場見学をさせていただきありがとうございました。